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RTB時代に広告収益を高める10の鉄則

2011年12月22日11:46


ねえ、RTBって知ってる?

「Return To Base?『基地へ帰還せよ』でしょ」

「いや違うんだけどね。いやまあそれはそれであってるんだけど。インターネット広告のRTBのことだよ。」

「知らないなあ」

「インターネット広告のRTBは『Real Time Bidding(リアルタイムビッディング)』の略称」

「ビッディング?オークション?インターネット広告ってオークションされてんの?」

「鋭いね。そういうこと。これまでのインターネット広告は基本的に固定価格で取引されてたんだけど今はオークションされてるんだ。しかもリアルタイムでね。」

「リアルタイム?どういうこと?」

「たとえばアララギ君が愛用のmacbook airでattrip.jpをみるとするでしょ。そうするとブログに設置されてる広告枠になんの広告を露出させましょうかっていうのがリアルタイムにオークションされるわけ。」

「ふーん」

「アララギ君はいつもバイクのサイトばっかり見てるよね?そろそろ買い替えようと思ってるのかな?」

「今のバイクはもうすぐ2年だから車検が近いんだ。だからそろそろ次のバイクを中古車でいいから買おうかなって思っててさ。って、それRTBに関係あんの?」

「大アリです」

「お、敬語になった」

「アララギ君のブラウザは、たくさんのバイクの中古車サイトを訪問したときにその事実を広告配信サーバーに知らせてるの。そのアララギ君がいまブログを見てる。ブログの中に設置されてる広告配信タグがRTBでオークションにかける際にcookieっていうテクノロジーを駆使して『あ、このひとはバイクの中古車サイトに来た人だ』って把握してるの。それで『バイクの中古車サイトに入り浸ってるこのお方に広告を配信したい方はいませんか?つきましては、いくらで入札しますか?』っていうのをリアルタイムでオークション処理するの。」

「ふーん、なんだか恥ずかしい気持ちになってきた」

「大丈夫。アララギ君ていう個人を特定してるわけじゃないから。あくまでも『バイクを中古で買おうとしてる人』っていう取り扱いなの。でね、このときバイクの広告を配信したい人たちは高値で入札するのね。『見込み顧客様だ!なんとしてもうちの広告を露出する権利を落札するぞ!』ってね。一方で化粧品とかアララギ君の趣味とは関係ない広告を配信したい方たちは入札すらしないんだ。たとえ入札したとしても安値でしか入札しないから、結果的にアララギ君にあった広告が高い値段で落札されてブログに表示されるんだ。」

「なるほど。ってことはオークション制になったおかげで高値で広告がたくさん取引されるようになったってこと?」

「そうだね。でもそれだけじゃないんだ。RTBに対応した広告配信を導入したサイトオーナーの人たちはオークションのおかげで高い広告収益を手にしてるんだけど、まだ固定の価格で取引してるところにはあんまりいい案件が流れなくなっちゃって少しずつ、でも確実に低収益化が進んでる傾向にあるんだ。いずれにしても過渡期だからなんともいえないんだけれど。」

「サイトじゃなくて人単位で広告配信してることもおどろきだよ」

「そうだね。いまは『どこにだすか』じゃなくて『だれにだすか』っていう時代だね。ふくめてRTB時代だね。」

「それにしても、なんでも知ってるんだな」

「なんでもは知らないよ。知ってることだけ。」
 

・・・

 

リターゲティング広告(リターゲティング広告とはなにかを勉強してみる)の販売が高値で売れて好調ないま、広告収入を高めようと思ったらRTB対応するのが一番です。さっきの会話にあったRTB時代での広告収益の高め方について勉強してみたいと思います。

RTBで広告収入を高める準備

RTBでインプレッションを販売してくれるアドネットワークを使います。個人の方は、Google adsenseでOKだと思います。その他にもたくさんRTBに対応しているアドネットワークはあるのですが、ここでは割愛させていただきます。

 

以下の10項目に現時点での『RTB時代に広告収益を高める鉄則』をまとめてみました。

 

それではどうぞ。

 

高クリック単価案件を狙い撃ち編

今をときめくリターゲティング広告(リターゲティング広告とはなにかを勉強してみる)をクリックしてもらうステージとなることがなによりも重要です。せっかくリターゲティング広告が表示されてるのにスルーされてしまうのではなんとももったいない限りです。もちろんリターゲティング広告のインプレッション単価は高いものの、クリックされれば高いクリック単価(CPCとはなにかを勉強してみる)を手にすることができますし、クリック率の高いサイトと判断されればその後のインプレッション単価も高まります。そのためには、ビジター数と訪問回数を増やすことが第一条件となります。一昔前で言えば『とにかくPVを増やせ』です。

1. ビジター数を増やすためにソーシャルでバズらせる

検索からの流入数に匹敵するほどのパワーをソーシャルからの流入は持っています。フレンドからのレコメンドを受けたサイトとして流入してきたユーザーはオーガニック検索から流入してきたユーザーよりも衛生条件が整っているとも言えます。どんどんソーシャルでバズらせてサイトへの流入を図りましょう。どうやってバズらせるかについてはここでは割愛させていただきます。なお、炎上マーケティングは諸刃の剣なのでやめておきましょう。

2. ビジター数を増やすためにソーシャルで何回もシェアする

サイトのページURLをソーシャルで何回もシェアしましょう。ソーシャルはタイムラインの概念が強いので、一発勝負のシェアはナシのつぶてに終わる危険性があります。視聴者がいつテレビの前に座ってるかどうか分からないからこそ、日になんどもCMを流すのと同じ感覚です。恥ずかしがらずに何回もシェアしてみましょう。もちろんやり過ぎ注意です。

3. 訪問回数を増やすためにサイトを高い頻度で更新する

訪問回数とサイトの更新頻度は比例するといっても過言ではありません。いまや検索からの流入に匹敵するほどの戦闘力をソーシャルからの流入は持っています。ホットワードやホットトピックをテーマにした多くの人から深い関心を引く内容でサイトを更新するよう心がけたいものです。

4. 滞在時間を増やすために閲覧履歴や関連ページをレコメンドする

長い時間サイトに滞在していれば広告の接触回数、接触時間が増え、おのずとクリック率も向上していきます。できるだけ滞在時間を増やすためにサイドバーやフッターに閲覧履歴や関連ページをレコメンドしましょう。ページ内遷移は非常に有効です。RTBでの高値がつく条件にドメイン単位での価格査定があります。同一サイト内の複数ページで広告がクリックされれば『このドメインとこの案件は相性がいい』と判断され、RTBのオークションで高値がつきやすくなります。

 

サイト最適化編

5. 高クリック単価案件を狙うためにアダルトコンテンツを徹底して排除する

RTBではアダルトコンテンツはほぼ取引されていません。ひとたびアダルトコンテンツと認識されてしまうと高クリック単価を流してくれるRTBで大きなハンディキャップを負うことになってしまいます。リアルタイムでアダルトコンテンツかどうかを判定するテクノロジーも存在しているのである日突然アダルトコンテンツに言及するようになったとして、その瞬間RTBから高クリック単価の案件がストップしてしまう可能性が高いので要注意です。

6. ページ読み込み速度を速くして広告配信をスムーズにさせる

広告配信モジュールは実は非常に多くの通信をしている場合があります。コンテンツを解析してキーワードを抽出したり、アダルトコンテンツがページ内に含まれていないかどうかを判定したりターゲティングに必要な情報を送信したり不正なアクセスではないことを確認するトラッキングが動作していたりと、1回広告を配信するにもたくさんの通信が発生しています。スムーズに広告を配信するためにもサイトのページ読み込み速度を極限まで速くしましょう。また現在の広告配信のテクノロジーにはJavascriptが使われているケースがほとんどです。Javascriptのエラーだけは起こさないように細心の注意をしましょう。広告配信のJavascriptまで止まってしまい、広告がまったく配信されないというケースに陥ってしまう可能性があります。

7. バズりやすいようにパーマリンクを短くする

ソーシャルで共有するときにパーマリンクは短いに越したことはありません。たとえばtwitterなら140文字以内です。『 http://attrip.jp/33631 』 くらい短くしましょう。SEO的に心配になるかもしれませんが、SEOを気にし過ぎてバズれないのはロストが大きすぎるのでここはグッとこらえましょう。もしくはバズらせるためにbit.lyなどの短縮URLを活用することもおすすめです。

8. facebookでバズりやすくするためにOGPをセットする

facebookのフィードやウォールでシェアされた際に、適切なサムネイル画像とページについての説明が表示されるようにOGPタグをセットしましょう。バズりやすくするためにできることはどんどんしましょう。OGPの設定方法についてはこちらのページ(【簡単】WordPressで記事内の最初の画像をサムネイル画像としてOGPに最適化したいいね!ボタンにする。)などが参考になります。

広告のカスタマイズ編

9. ファーストビューにレクタングル(300×250)を入れて広告クリック率を上げる

ファーストビューというのは、ページをロードしたときスクロールしない範囲内に広告が表示されることを指します。300ピクセルx250ピクセルのレクタングル(ミディアムレクタングル)の広告がクリック率が高い傾向にあります。広告クリック率(CTRといいます)が高くなれば、RTBでオークションされるときの評価が高まり、高値がつきやすくなります。

10. RTB経由の広告を期待するためにテキスト広告ではなくてディスプレイ広告を貼る

RTBマーケットでは主にディスプレイ広告が取引されています。日本ではこれまでテキスト広告がそれなりのクリック率を誇っていましたが、日本でテキスト広告のRTB化が進むまではディスプレイ広告を積極的に表示したほうがRTB経由の広告を多く露出することができます。

 

以上、いかがでしたか?

RTB時代の前とがんばりどころはあまり変わってないという印象を受けますね。サイト運営者の普遍的ななにかを感じずに入られません。今回は媒体社(サプライ)サイドからRTBとのつきあいかたについて勉強しました。近いうちに広告主、代理店(デマンド)サイドからのRTBとのつきあいかたについて勉強したいと思います。それでは。

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