DSPのクリエイティブ審査あれこれ
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2011/12/27(火)

RTBではクリエイティブのプラットフォーム審査を受ける必要がある

注:以下でいうクリエイティブとはテキスト、イメージ、Flashなどの素材と誘導先URLを指します。

RTBでは媒体保護の観点からクリエイティブの品質が厳しく管理されています。RTBマーケットでフルにビッディングに参加するにはプラットフォームの審査を通過して「安全です」マークを取得する必要があります。多くの場合、DSP側でシームレスにクリエイティブ審査を申請してくれますが、なかにはマニュアルでプラットフォーム審査を申請する必要があったりします。ちなみにプラットフォーム審査には1クリエイティブにつき1USドルの費用がかかるケースが標準です。24時間以内、早ければ数時間で審査を通してくれますが、念のためキャンペーン開始日時よりも数日前に審査を通しておくと予定通りにキャンペーンを開始できるので、早めの審査申請がおすすめです。クリエイティブの手配を代理店が急ぐ理由の一つですね。

 

DSPでよく採用されているプラットフォーム審査ベンダー:

  • Google Ad Exchange
  • Microsoft Advertising Exchange
  • AppNexus Platform

 

審査が無事通れば、クリエイティブのステータスが「Audited」や「Approved」となりフルでRTBに参加できます。

もちろんプラットフォーム審査を受けずにビッディングすることも出来ますが、『プラットフォーム審査を通過していないクリエイティブでもビッディングOK』と表明しているオープンなプレイスメントにしかビッディングができません。結果、リーチが伸びずDSPの本来のパフォーマンスが出せなくて困ることになってしまいます。

 

DSPで扱われるクリエイティブの審査ステータス:

  • プラットフォーム審査を通過
    • プラットフォーム審査で落ちた
  • 自分で審査した(自称、安全です

 

なお、せっかくプラットフォーム審査を通過しても、クリエイティブが最後に配信されてから30日経過時点で失効してしまいます。

クリエイティブ属性の宣言

クリエイティブの内容が「政治」や「出会い系」などセンシティブな内容である場合、あわせてセンシティブな内容であることをクリエイティブ属性で宣言する必要があります。

純広告はプラットフォーム審査不要

DSPの第三者配信機能を使って純広告を直接在庫に配信する場合は、上記のプラットフォーム審査を申請する必要は全くありません。RTBで買いつけを行わないので必要ないのです。

タグ入稿の場合の追加必要事項

タグ入稿によるクリエイティブの場合は、上記に加えていくつかの制約があります。

1タグにつき1キャンペーン

タグ入稿によるクリエイティブの場合、1タグにつき1キャンペーンという制約があります。これは1タグの中で複数キャンペーンを展開した場合、厳正な審査が困難になることと、異なるキャンペーンでは落札すべきインプレッションが当然異なるためビッディングの最適化エンジンが正常に動作しなくなってしまうことが背景にあります。

アドサーバーの宣言

Google Ad Exchange クリエイティブポリシーでは、入稿したタグでコールするアドサーバーの名称(MediaMathなど)を宣言する必要があります。

 

 

いかがだったでしょうか?

この他にも細かい設定がたくさんあるのですが、今日は「DSPのクリエイティブ審査」についてざっくりと触れてみました。もちろんサプライサイドの掲載審査もあります。また、サプライサイドも同様にプラットフォーム審査が存在します。すべてはRTBでインプレッションをスムースに取引できるように用意された機構です。今後も引き続き勉強していきたいと思います。それでは。