運用担当者が実践している第三者配信を行う上での注意点
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2012/10/26(金)

いよいよアドテックまであと数日となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

以前のエントリー「第三者配信とはなにかを勉強してみる」で第三者配信について説明しましたが、今回は実際に第三者配信を実施する際の注意点について書いていきたいと思います。

今回は下記の図の第三者配信サーバー(統括する側のサーバーです)の視点に立って説明していきます。

※ 第三者配信サーバーがタグを発行するシステムでネットワークがタグを受け入れるシステムです。

 

広告配信が決定して第三者配信の配信先が決まりましたら、第三者配信サーバーでタグをエクスポートして各ネットワークにタグを入稿します。

タグの入稿自体は大抵のネットワークで可能です。

その際に一つ行わなければならないのが、クリックマクロの挿入です。 クリックレポートは第三者配信サーバーだけが計測していれば、広告主的には問題はないのですが、これではネットワーク側でクリックレポートが取れません。トラブルが起こった際などに重要となりますので必ずクリックマクロは設定した方が良いでしょう。

各ネットワークによってクリックマクロが異なるので事前の確認が必要です。

また、クリックマクロは通常以下の二種類があります。

  • クリックURLをそのまま出力するもの
  • クリックURLをエンコードして出力するもの

クリックマクロをURLのリクエストパラメータ(URLの?以降)に付与する場合は、エンコードされている必要があるので、二つ目のクリックマクロを使用します。それ以外の場合は、一つ目のクリックマクロを使用します。

イメージ的には以下のような感じです。

<a href=”http://xxx/click?p={click_url_enc}”>

  <img src=”http://xxx/yyy.jpg”/>

</a>

タグを作成したら、次に配信テストを行います。 案件実施まで時間がないと配信テストをすっ飛ばして、いきなり本番配信を行ったりする人もたまにいますが、非常に危険です。また第三者配信ではサーバー同士のレポートの数字に必ず差異が発生します。5~10%程度の範囲に収まるのが通常ですが、ごくまれにひどく乖離することがあります。

掲載終了後にもめる原因にもなりますので事前のチェックが必要です。

事前確認が終わりましたら実際の配信設定に移るわけですが、ここで注意してほしいのは、基本的に第三者配信サーバーでは 一切セグメントの設定を行わず、配信量の設定も行わない。ということです。 配信のセグメントと配信量の設定は第三者のネットワークのサーバーに任せます。 第三者配信サーバーで配信量の設定やセグメントを切ってしまうと、配信条件に合致しないimpは無駄になってしまいます。

フィラーの広告を流してもよいのですがはっきり言って無駄なimpです。 (ネットワークが再度在庫として使えるようにすることも可能といえば可能なのですが、 かなり面倒な上に一度別サーバーを経由しますので5~10%のimpが無駄になります)

最後に配信中の広告について、上記で記載しました通り配信コントロールをネットワークのサーバーに任せてしまうわけですから 何かあった時のためにレポートは随時確認しましょう。

 

説明は以上となります。説明を読んで第三者配信について、かなり面倒だと感じられた方もいるかもしれません。

ですが第三者配信には、

  • レポートフォーマットを統一できる。
  • 現在の全案件の配信状況を一つのコンソールでリアルタイムで確認できる。
  • 各広告メニューの評価が同じ指標で行える。

といった強いメリットがありますので、まだ実施されたことのない方はぜひ実施してみてください。

それでは。