いまさら聞けないCookie Syncの仕組み
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2012/10/29(月)

今日はCookie Syncという仕組みをとりあげます。

RTB全盛の現在では当たり前のように行われている仕組みですが、実際にシステムに関わっていない方は名前は知っていても、どういう仕組みでSyncしているのかご存知でない方も多いのではないでしょうか?

多少技術的な内容になりますが、エンジニアの方はもちろんそれ以外の方にも読んでいただければ幸いです。

目的

Cookie Syncの目的について説明します。

最近のアドテクノロジーは進化してきており、「枠から人へ」などと言われるようにきめ細やかな配信制御が出来るようになってきました。

その屋台骨はCookieという技術によって支えられています。

最近では、RTBやAd Exchangeなど広告配信事業者間での連携が増えてきています。

これまでは自分の枠に自分の広告を配信していたので特に問題がありませんでした。

 

RTBの場合、SSPがインプレッションを供給してDSPが購入します。そのとき、SSPから渡されるのは、SSPが管理しているユーザIDのため、DSPはユーザがどんなユーザなのかを知ることが出来ません。

DSPはIDがわからないと最適な広告を配信することは出来ません。

また、DMPなどから情報を取得する場合も同じようにSyncが必要となります。

Cookie Syncはその名の通り、事業者間のCookieを同期させることが目的となります。

同期させるとA事業者のID:111が、B事業者のID何番であるかがわかるようになります。

 

仕組み

では、Cookie Syncはどのように実現しているのか簡単に説明したいと思います。

詳細は異なる場合もあるかもしれませんが大枠としては以下のような流れになります。

今回は事業者AのIDを事業者BのIDにSyncするパターンについて説明します。

 

1. 事業者Aは、自身のサーバに自分たちがCookieに保存しているIDをで渡します。

2. 事業者Aは自身のサーバでIDをパラメータとして付与して、事業者Bのサーバにリダイレクトさせます。リダイレクトなので一度ブラウザを経由します。

3. 事業者Bはパラメータで事業者AのIDを受け取ります。このとき、事業者BのIDもリダイレクトでクライアントを経由しているため、Cookieから取得出来ます。これで事業者間のマッピングを行うことが出来ます。

Cookie Syncは、Sync出来ていないユーザの場合のみ行います。毎回行ってしまうと不要なサーバ負荷がかかってしまいます。タイミングは広告表示時にimgビーコンなどを利用して行うのが一般的だと思います。

説明は以上となります。