リアルタイムアナリティクスについて勉強してみる
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2012/11/28(水)

こんにちは。

Google アナリティクスにリアルタイムアナリティクス機能がベータリリースされてからずいぶんと時間が経ちました(2011年9月29日の話です)。

今日はリアルタイムアナリティクスについて少し勉強していきたいと思います。

それではどうぞ。

まだまだ健在なリアルタイムアナリティクス事業者

リアルタイムアナリティクスの代表的な事業者は以下です。

Googleがリアルタイムアナリティクス機能をリリースした当時は、既存のリアルタイムアナリティクス事業者たちはmust be deadだなんて騒がれていましたが、どうやらいまだに健在のようです。

ウェブアナリティクスサービスはグローバルのインターネット系スタートアップでいつの時代もそれなりの存在感を示してきました。ヒートマップのclicktaleやリアルタイム統計のchartbeatなどがその最たる例です。日本では「中の人」や「忍者ツールズ」などのウェブアナリティクスサービスが出現してきました。

瞬間風速としてのリアルタイムアナリティクス

リアルタイムアナリティクスは秒間の統計が把握できます。ピーク時のセッション数がわかります。サイト全体のピーク時のセッション数やページごとのピーク時のセッション数などです。これは負荷対策への重要な指標となります。Yahoo!砲や2ch砲の戦闘力を明らかにすることができます。なお、リアルタイムアナリティクスは集計側の努力で実現する機能なので、埋め込んであるウェブアナリティクスのタグはそのままで問題ありません。アクセスログをリアルタイムにパパパッと集計して速報値をコンソールに表示しています。ビジュアライズの仕方は各社特長があり、小さな玉をユーザーとして模したり、ユーザー群をバルーンに模してみたり、数値をでっかく表示させたりしています。ちなみに、リアルタイムアナリティクスを実現するエンジンとしてリアルタイム統計エンジンなるサービスを提供する事業者も存在しています。

ECサイトやニュースメディアのリアルタイムアナリティクス

リアルタイムアナリティクスは、ECで買い物客(ECサイト訪問者)がECサイト上でどのような動きをするのかを「眺める」、またニュースメディアが記事を公開した直後のユーザーの増え方と動きを「眺める」といった利用用途があります。なんらかのイベントをトリガーにしてユーザーの訪問やサイト内回遊をトラッキングすることが重要なウェブサイトで真価を発揮すると言えます。

スポーツ用品のカテゴリを回遊していたユーザーがふとDVDのカテゴリに移動して買い物していった、などの動きを把握できれば、親和性の高いカテゴリへの導線を意図的にレイアウトすることで購買率と購買点数を向上させる施策として効果が見込める、などの気づきが得られるといった感じです。とはいえ、コンバージョンのパス分析やユーザーフロー分析ができれば、導線の把握はできるので、リアルタイムアナリティクスの代替機能として十分に機能しそうです。

となると、眺めてて単純に楽しいのがリアルタイムアナリティクスということになります。

広告配信状況のリアルタイムアナリティクス

配信したインプレッションやクリックのリアルタイムアナリティクスはこれまで実装のプランとして浮上するものの、「それって意味あるのかな?」とつっこまれると、「この機能いらないよね」という感じで却下されてきたように思います。リアルタイムにクリックとインプレッションの増加が可視化されたところで特になんの気づきも得られないだろうという仮説のもと却下されてきたのでしょう。つまりは、眺めててもあんまり楽しくない。ということですね。ピーク時の配信数/秒などはレポーティングできるとおもしろいかもしれません。リアルタイムじゃなくていいから、通常のレポーティングの更新頻度を5分にするほうがよっぽどうれしいですね。広告を配信開始してから5分後に配信状況がわかる、というような。

ビーコニングのリアルタイムアナリティクス

ビーコンを仕込んだページのマーク数がピコピコと数値が増えていくのを眺めるのは楽しいかもしれません。が、気づきは得られそうにないです。。。こちらも同様にビーコンをセットしてから5分後にローディング状況がわかるほうがよっぽど(ry

クリックで誘導したウェブサイトでのリアルタイムアナリティクス

やはり餅は餅屋といいますか、誘導後のウェブサイトのリアルタイムアナリティクス部分は専門家であるリアルタイムアナリティクス事業者に担当させているのがトレンドのようです。配信システムが保有しているリアルタイムアナリティクス機能はいまのところ見かけません。

日本国産のユニークなアナリティクスサービス求む

ウェブアナリティクスサービスはインターネットのなかでも、王道的プロダクトです。これはあくまでも私感ですが、このところ日本のスタートアップが掲げるプロダクトがニッチでトリッキーなものばかりな気がしているので、ウェブアナリティクスのような王道的プロダクトを引っさげて勝負するスタートアップがでてきてくれると日本もまだまだおもしろいなあ、と思います。

 

いかがだったでしょうか。

アナリティクス系のサービスのフロントはやはりJavascriptで実装されています。広告配信と同じように、です。Javascriptとブラウザは、インターネット広告に関わる人にとってやはり重要ですね。Javascriptのマニアックな認定試験があればチャレンジしようと思います。それでは。